“ゆとり”社会の実現が求められて久しくなりますが、あらゆる年代の人々がストレスに晒されています。現代社会の状況では、誰しもがストレス関連障害、気分障害(うつ病)などを生じる可能性が高まっています。
精神科では、心療内科で取り扱われる疾患一般も含め幅広くメンタルヘルスに関する診断・治療を行っています。ご家族からの「精神保健相談」にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
ストレス社会といわれる現代、体だけでなく心の調子を崩してしまう人がたくさんいます。
気分が沈みがちでやる気がしなかったり、不安感やイライラが続いていたり・・・ちょっとした心の変化ありませんか?自分なりのストレス対処法で乗り越えられる人もいますが、時には他の人に話を聞いてもらうだけで、気持ちがふっと楽になったりします。つらいことを自分一人で抱えず、一緒に元気になるお手伝いをしたいと思います。お気軽にご相談ください。
メンタルヘルスの変調の原因はストレスばかりではなく、むしろ身体疾患から生じていることが多く、例えばうつ状態の方に胃がんや脳腫瘍が見つかったり、妄想状態の方に副甲状腺機能亢進症※が見つかったりします。薬の飲み合わせでうつ病状態になることもあります。逆に耳鳴り、吐き気、頭痛、冷え・火照りなどの体の症状がうつの身体症状であることもあります。メンタル不調の原因として、患者さんの体の病気を見逃さないように心掛けています。
また、ご家族からの精神保健相談にも応じていますし、臨床心理士による心理カウンセリングも行っております。こころの不調を感じましたら、ご相談ください。
※副甲状腺ホルモンが必要以上につくられる病気です。そのために、骨の中のカルシウムが減少して骨そしょう症になったり、腎結石、消化性かいよう、膵炎などを引き起こすことがあります。