第27回地域講演会「介護予防・健康的に過ごすために」が行われました

 地域の方の健康づくりにお役立ていただきたいと、10月29日、第27回外旭川病院地域講演会が行われました。同グループの介護付高齢者優良賃貸住宅ほのかの吉岡さん(作業療法士)が「介護予防・健康的に過ごすために」と題して講演を行い、地域住民の方など21名が参加し、介護予防について意識を高めました。

 普段の生活の中で、気を付けることとして特に大切な「転ばない」「のどに詰まらせない」の2つに絞って説明しました。転倒など事故が起こりやすい場所は、野外ではなく、居間や玄関、階段、浴室などの自宅の室内であると話し、高齢になって起こる身体の低下のため、わずかな段差や電気コードのひっかかりなど具体的な事例を用いて説明しました。また、加齢により飲み込む動作も低下するため、話したり、口の機能を意識することの必要性を話しました。

 実際に、参加者も一緒に腕を伸ばしたり、足を交互に上げるなど体を動かしました。また、口を大きく開けて、声を出したり、舌を出して上下左右に動かすなど口周りの筋肉トレーニングも行いました。

 講師の吉岡さんは「今日の体操はテレビを見ながらでも簡単にできるので、ぜひ参考してください。また、地域コミュニティーセンターなどで体操教室が定期的に開かれておりますので、ぜひ参加して健康にお過ごしください」と話しました。

 参加者からは「嚥下障害が起こらないように口の運動を続けていきたい」「舌や口を動かす運動をしたら身体があたたかくなった。」「椅子に座ったままできる運動が分かってよかった」とたくさんの感想をいただきました。

 今後も地域の皆様へ医療と健康情報を発信してまいります。外旭川病院地域講演会は、受診の有無にかかわらず、どなたでも参加できますので、次回の地域講演会にお越しください。

地域講演会へ戻る

トピックス一覧に戻る

(2019.11.01更新)