認知症サポーター養成講座が開催されました

外旭川病院の職員を対象とした認知症サポーター養成講座が9月7日(水)、当院多目的ホールで開かれ、当院事務職員24人、看護師、介護師ら31人の計55人が、認知症について理解を深めました。

勝平地域包括支援センターシンシアの若林さん・佐藤さんを講師にお招きし、認知症の基礎知識や認知症の方への対応方法をスライドや映像を使用し、説明していただきました。

認知症の方が困っている場合の対応について、実際に受講者に答えてもらう時間が設けられ【病院受付で順番待ちをしている認知症の方が、何度も聞きに来てしまった場合どうしますか?】という質問に対し、事務の高橋さんは「お待たせして申し訳ございません。順番を確認しますので、もう少々お待ちください」。また【私の財布がなくなったんだけど】というシチュエーションでは、看護師の渡部さんから「一緒に探しましょう。」という回答がありました。

若林さんから「一旦、認知症の方の気持ちを言葉・行動を認め、受け入れ、安心してもらうことが必要です。普段、職員の皆さんがしている応対で認知症の方は安心します。特別なことではなく、自分のできる範囲でサポートしていただくことが大切です。」とお話がありました。

この認知症サポーター養成講座は、認知症の人と家族への応援者である認知症サポーターを全国で多数養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指すため、厚生労働省が勧めており、現在認知症サポーター数は770万人を超えているそうです。この養成講座で、認知症の種類や症状、認知症の方が抱える気持ちなど、広く情報の共有をすることができました。今後も、相手に立ち、少しの工夫や心遣いで認知症の方が安心してもらえる環境作りのお手伝いをしていけるよう努めてまいります。講師をしてくださった勝平地域包括支援センターの若林さん・佐藤さんありがとうございました。

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(2016.09.12更新)