ソフィーでリハビリ業務を担当している理学療法士の笠原です。
今回は毎週水曜日に行っているレクリエーション( 以下レクと略 )について紹介します。レクには、毎回20人前後の方が参加され、1時間かけて運動・体操・ゲーム・歌といった内容に参加してもらっています。

レクリエーションの風景
リハビリ室が会場なので、自らリハビリ室に来られる方には来てもらい、そうでない方に対しては居室に出向き、声掛けをしたり、誘導または送迎するなどして参加してもらっています。
レクでは、居室での閉じこもりを防ぐという効果だけでなく、他の人と交流するという効果も期待できるため、「楽しみながら頭・体の体操ができる」、「飽きずに楽しんでもらう」という方針の下、日々試行錯誤し、様々な内容で行えるよう、工夫しています。
■ レクの内容:運動・踊り・ゲーム・歌
活動性低下が原因で起こる筋力やバランス能力の低下、それらの原因こよって起こりうる転倒を予防するため、レクではまず始めに下肢の運動を行います。
続いて、食事・整容といった日常生活活動に支障を来さないよう、手指・上肢の運動を行います。
また、発語・嚥下(えんげ:物を飲み込む)機能に支障を来さないよう、発声、舌・口・表情筋の運動も行うようにしています。
単独の運動だけでなく、複合運動としての「 踊り 」をすることにより、認知機能や上肢の協調した運動機能の維持を図ります。
ゲームはボールリレーや玉入れ、しりとりやイントロクイズといった内容で行い、楽しみながら頭・体を使ってもらえるように進めています。
歌は「春の小川」、「夏の思い出」、「もみじ」、「雪」といった季節の歌や「星影のワルツ」、「秋田県民歌」など、季節感を認識してもらえるような歌や童謡、歌謡曲を歌ってもらいます。

レクには認知症の方、そうでない方、女性、男性が20人くらい集まるものの、工夫している甲斐もあり、お褒めの言葉をいただいたり、「楽しみだ」といった意見をいただくなど、意外と好評です。(リハビリ・笠原)
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