こんにちは、ソフィーです。
今回は少し遡り、昨年末の集団リハビリの様子をご紹介したいと思います。
ソフィーでは理学療法士が1名在籍しており、お身体の状態によって個別に合わせた個別機能訓練の他に、10名程度が集まる集団リハビリも行っています。
集団リハビリでは身体を動かす運動の他にも、チームに分かれ手足を使うゲームを行ったり、昔懐かしい唱歌を歌ったり、回想法を用いてお話をしたりと毎週さまざまな活動が行われています。
この日は、言葉遊びからスタートです。
各テーブルに“ん”と書かれた紙が置いております。
言葉の最後に“ん”のつく言葉をみんなで考えていきます。
まずはじめに先生がお手本を見せます。
「朝に食べる、パン。首の長い動物の、キリン。こたつに入って食べたくなる、みかん。」
頭の中でイメージできるようなヒントを交えながら進めていきます。
入居者の皆さんも一生懸命考えていきます。「布団!」「布団だったら、座布団もいいでしょ?」と、少しずつ“ん”のつく言葉が飛び交ってきました。
たくさん頭を使い、話して表情もほぐれたところで、次は季節の歌を歌いました。
この日は「埴生の宿」「冬景色」を歌いました。
「冬景色」の歌詞の中には、“鳥”の名前が出てきます。
そこで先生から質問です。「歌詞の中に鳥は何羽いたでしょうか?」
・・・。しばしの沈黙が流れ、各々歌詞カードをじっと見つめ鳥を数えています。
「一羽?一羽だば少ないか。」「カラスも鳥だよな?」色々な意見が出てきました。
皆さまもお分かりでしょうか?正解は「水鳥」「カラス」です。
見つけられた人・見つけられなかった人さまざまいましたが、この集団リハビリは“できる・できない”に注目するのではなく、“一緒に考える・頭を使って考える”ことに重きを置いています。そして何より「少しでも一瞬でも“楽しかった”という気持ちを持てる会になるように意識している」と理学療法士は言います。
この日は年末ということ「きよしこの夜」「お正月」も歌いました。
「正月まであと何日?正月は何をして遊んだ?正月は何を食べた?」各テーブルを回り連想を広げていったところで、集団リハビリはおしまいです。
これからも、ソフィーの中の様子をお届けできればと思います。
次回もお楽しみに!
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